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出産後助産師さんは強い味方!ドイツの出産事情を紹介

子供関連
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「海外は無痛分娩が主流っていうけど本当かな?」「言葉がわからなくてもちゃんと産めるかな?」などと家族計画中の人はいろいろと不安に思いますよね。

コロナの影響もあって、通常とは違うルールで出産を経験しなくてはいけない人もいるかもしれません。この記事ではドイツの出産から産後ケアのことについて徹底解説していきます!

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ドイツでもうすぐ出産!どこで産む?

ドイツで出産すると決めたなら、まず考えるのはどこで産むかということですよね。病院か助産院、はたまた自宅出産をするのか、先生とママとパパが話し合って決めます。

ドイツにはナチュラル思考の家族も多く、どの出産方法も可能ですが、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などのリスクがある妊婦さんやベビーが元気じゃない場合は、助産院や自宅出産は断られる可能性も。

病院(Klinik)

多くの妊婦さんが出産場所として選ぶのが病院です。病院での出産は医療従事者がいるかどうかが大きなポイントになります。

助産院と自宅出産では出産の最終段階でも医師はいませんが、病院では出産の最終段階には必ず医師がいます。陣痛の痛みを和らげる薬(PDA)が必要な場合は使用することができますし、場合によっては吸引分娩や帝王切開をすることが可能です。

病院で働く助産師さんはシフト制で働いているので、1人の助産師さんにずっとケアしてもらうのではなく、何人かの助産師さんと交代でケアしてもらいます。(あらかじめ自分の助産師さんに同行してもらうことができる場合もありますが、その場合は自費です)

経腟分娩の場合ママとベビーのどちらも健康であれば、産後数時間で自宅に帰ることもできますが、基本的には2泊3日なことが多いようです。

病院では生まれてきたベビーの検診をU2までやってもらえるというメリットもあります。

・妊娠中になにか問題があった場合

・妊婦検診でベビーになにか問題がある可能性があるといわれた場合

・双子や三つ子などの多胎児の場合

・37週前に陣痛がきた場合

・予定日2週間越えても陣痛がこない場合

これらのケースは病院で出産した方がいいとされています。

助産院(Geburtshaus)

現在ドイツには約100の助産院があります。助産院では数人の助産師さんが働いており、多くの場合病院が近いです。助産院は病院よりは医療設備は完備されていないものの、柔らかで和やかな雰囲気なので、ママがリラックスすることができます

病院の医師と連携している助産院も多く、出産で何か予期せぬ事態になった場合はすぐに病院に移動することが可能です。

1人の助産師さんにずっと付き添ってもらうことが可能な場合もありますし、自分が望むバースプランをリクエストするというメリットがありますが、病院ではないため医療行為(帝王切開やPDAなど)は行うことができません。出産後は数時間で自宅に帰ります。

法的健康保険(gesetzliche Krankenkasse)に入っている場合は基本的に出産にかかる費用は助産院でも保険で払うことができます。

しかし自宅待機している助産師さんから300ユーロから1000ユーロ(その中で200ユーロから300ユーロ程度保険がきく)の請求があることもあるので、あらかじめ保険会社が何に対していくら払ってくれるのかを聞いておくといいでしょう。

自宅出産

自宅出産は妊婦さんが安心できる環境や信頼できる人たちがいる場所で出産することで、楽しく出産しようという考えです。

自宅出産の場合は助産師さんがずっと付き添い、陣痛間隔が5分から7分になると常に横にいて、辛い陣痛の間を支えてくれます。自宅出産では陣痛の痛みを和らげるために、お灸やホメオパシーを使い、PDAや強い薬は使わないのも特徴です。


出産が思うように進まず、これ以上痛みに耐えられそうにない場合や、ベビーに元気がなくなってきた場合などはすぐに病院に連れて行ってくれます。自宅出産の場合は助産師さんが自宅待機している時間の請求書がくることがあります。

ドイツでは産院はいつ予約するべき?

ドイツでは病院で産む場合は予約なしでも産むことが可能です。基本的には臨月になったら産みたいなと思う病院に行って、分娩室の見学ができます。(コロナの影響で見学ができないこともあるようです)そのまま予約することもできますし、他の病院を見てから予約することも可能です。

大学病院などの大きな病院だと、設備が整っているので同じ日にたくさんの妊婦さんが出産することがあり、助産師さんがずっと居てくれないということもあります。

ドイツでは助産師の数が足りていないので、混みすぎている場合には他の病院に行ってくださいといわれることも。

ドイツでは産後のケアをしてくれるのは助産師さん!

日本では産後約一週間病院で過ごすことに対し、ドイツでは長くても3泊4日くらいなので、日本のように病院でいろいろとベビーのお世話の仕方を教えてもらうことはありません。

そこで登場するのが助産師さんです。ドイツでは産後助産師さんが家に来てくれて、ママとベビーのケアをしてくれます。

ベビーが生まれて10日後までは毎日家に来てくれ(人によっては2日に1回の場合も)、産後10日から12週までの間に16回来てもらうことができ、これらは全て保険適応です。

その後も授乳トラブルやベビーの体重が増えないなどの心配事があれば、授乳をやめるまで8回来てもらうことができます。

どうやって助産師さんを探す?

ドイツの出産、産後には欠かせない助産師さんですが、探し方を知らないという人も多いのではないでしょうか。助産師さんは人数が足りていないので、競争率が非常に高く、NOと言われることもあります。

助産師さんは基本的に自分で探さなくてはなりません

妊娠9週目くらいから探し始めないと見つからないといわれることが多いです。インターネットで検索して探すほか、通院している婦人科や産院が助産師リストを持っている場合があり、1人1人自分でコンタクトを取り、予約ができるかどうか確認します。

私は長男のときに日本から母が来てくれる予定だったこともあり、助産師さんをお願いしなくてもいいかなと思っていました。

しかし主人が心配していたこともあって、妊娠6ヵ月くらいのときに探し始め、見事に15人くらいの助産師さんに断られましたが、最初にコンタクトを取った助産師さんが奇跡的に引き受けてくれることに!

結果的に助産師さんに来てもらって大大大正解でした!

基本的に助産師さんは簡単なドイツ語でわかりやすく説明してくれますし、「大丈夫?今の説明で分かったかしら?」と気にしてくれるので、ドイツ語が不得意だという人でもあまり心配ないように思います。

デュッセルドルフという街には日本人の助産師さんもいますし、ドイツ語が心配な人はコンタクトを取ってみるといいかもしれません。

こちらのサイトでも助産師さんを探せます!

助産師さんを味方につけてドイツで出産を経験してみよう!

日本人の妊婦さんであれば、日本で産むのかドイツで産むのかと考える人もいるでしょう。日本には日本のいいところがありますし、ドイツにはドイツのいいところがあります。

せっかくドイツにいるならば、ドイツで出産するのも人生経験のひとつになるはずなので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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