こんにちはー!ぼらです!(boralog_0310)
ドイツの太陽さんが12月1月の冬眠を終えたらしく、最近青空が広がることが多くなりましたね!私が住んでいる場所は比較的ドイツの中でも暖かい場所なので、お花が少しずつ咲いてきました!
さて日本では春は卒業、別れ、出会いの季節ですよね。ということでこれからドイツに住むかもしれない方のために、超個人的ですがドイツの酷いところと良いところを比較してみました。
この記事では私ぼらの愚痴が多々含まれておりますので、それでも良いという方のみお読みくださいませ♪
ドイツの酷いところ
DBがとにかく酷すぎる
ドイツに住んでいる人はもちろんご存じでしょう。ドイツ鉄道がいかに適当かということを!!ドイツの鉄道はほーんとに酷いんですよ。私のブログでも何度も出てきていますが、電車が勝手にキャンセルになってその振替便案とかないんです。
この間Twitterで見かけた人では、どこか知らない場所に着いて下ろされたという人もいましたね。
学校や仕事で電車を使わなくてはいけない場合本当に一大事なわけですよ。だからドイツでは電車で長距離通勤なんてしている人はほとんどいません。みなさん車か自転車。日本では都心で働きつつ電車で1時間から2時間かけて通勤している人もいますよね。
無理。ドイツでは絶対に無理。週に一回そういう通勤なら可能かもしれませんが、週5は絶対に無理。1日はどこかで遅延するし、1日はキャンセルになるし、実質週2回か3回しかオンタイムで職場に行けないことになります。週5ちゃんと予定通り行けたらそれはほぼ奇跡。
そんなぼらちゃん盛りすぎでしょ!
と思ったそこのあなた。ドイツ在住の先輩方にお聞きくださいませ。盛ってないんです、残念ながら。それなのに別にチケットが安いわけではないですよ?
年々ジワジワ上がっていますし、地域差が結構あって、私が住んでるプファルツ州はどちらかというと電車代が高いなと思います。
配達サービスが酷すぎる
まず前提条件として日本の配達サービスはすごすぎです。時間指定ができるし、ちゃんと時間通りに配達されることがほとんど。そして配達する姿も丁寧なことが多いですよね。
それに比べますとドイツ、えーっと突っ込みどころは多いんですよ。まず時間通りに来ない。来たら超ラッキー。一応オンラインストアとか時間指定できるところもありますが、それはあくまでも予定であって、希望通りにならないことが多々あります。
そして配達の仕方も荷物をちゃんとその人の家の前、もしくはその人に手渡すわけではなく、荷物の配達先である人が住んでいる人のアパートの前や階段に置かれていることも少なくありません。えぇ、そうです、ちゃんと家にいてもそうなんです!!
たとえば食品のオンラインストアで買い物したら、家のドアの前まで持ってきてほしいじゃないですか!お米とか重いし。届けてくれたらラッキー、階段に置かれてたら筋トレタイム。
え、もしかして筋トレさせたくてそういうことしてます?
私の運動不足がバレてる系ですか?
でもですね、10年もドイツに住めばこんなことさほど気にならないわけですよ。あーちょっと段ボール壊れてるからクレームメールしよー!何かおまけくれないかなー!ってなもんです。
ルフトハンザが酷すぎる
ルフトハンザで働いてる方々やルフトハンザファンの方がこれを読んでしまったらごめんなさい。
ドイツの代表的な航空会社ルフトハンザ。ストライキしすぎだし、その後の対応も悪すぎです。去年の夏にフランクフルトからフランスまで往復200ユーロくらいのチケットを買ったわけです。すると帰りの便が乗る20時間くらい前にストライキでキャンセルに。
カスタマーセンターに30回位電話しても繋がらないし、代わりの便の提案もないし、仕方がないから自分でチケットを取って帰ってくることになったわけです。
そしたらですよ?片道で最低650ユーロのチケットしかなくて、泣く泣くそれを買って次の日帰ってきたわけです。もちろん一泊増えた分のホテル代60ユーロもかかりました。
100万歩譲ってストライキが権利だというのは理解できます。でもさ、でもよ?それならお客さんのケアもちゃんとしてくれないとさ?なんで振替の便の提案が来ないわけ?なんで私が650ユーロも払わないといけないわけ?これが詐欺じゃないなら何が詐欺なわけ?
私だって一人身で自分のことだけ考えればいいならあと数日滞在して安いチケットも買えたけど、子供が待ってるから帰らないわけにいかないじゃないですか。そういう人の弱みにつけこんだ詐欺ですか?
そしてドイツに戻ってきてから↑のことをドイツ語で淡々とカスタマーセンターにメールしたわけです。あ、ルフトハンザのカスタマーサービスのメールは1ヶ月に1回しか返事来ないのでご注意を。
9月上旬にメールして返信来たのが10月上旬。それにまた返信して帰ってきたのが11月上旬。
ふふふ、戦時中の便りなの?
最終的に返金された金額が300ユーロ位。しかもそれの内訳も一切ナシ。それに対してふざけてるんですか?ってメールしてももう一切音沙汰ナシ。カッチーンぶっちーんときて、今度は日本のルフトハンザのサイトからもクレームメール。未だに返信は来ません。
ちなみに電話でこういうたぐいのクレームを入れたところでこちらでは対応できないのでメール送ってくださいって言われるだけなので時間の無駄です。
え?諦めるかって?もちろん諦めないですよ。メールし続けます。パパが頑張って働いたお金ですもん。
病院の予約が酷すぎる
ドイツは基本的に病院に行きたいときは予約します。今日なんか具合悪いなってときにも一応ホームドクターに電話して何時に来て下さいと言われる場合がほとんどかと思います。
日本のようにふらっと行って順番待ちができるところもあるかもしれませんが、電話してから行ったほうが賢明です。
ほんでこの予約の何が酷いかというと、ホームドクター以外のクリニックの話です。とくに田舎の皮膚科は信じられないくらい予約が取れません。3ヶ月、4ヶ月待ちも普通にあります。
最近ちょっと気付いたのですが、もしかすると美容皮膚科だと少し待ち時間が少ないかもしれません。最短で2週間後に取れました。(普通の診察もしてくれる)
でも考えてみてくださいよ。最近アトピーキツイなぁ。助けてほしいなぁ。って思って電話して4ヶ月後に予約くれたところで!!その間の4ヶ月血だらけで過ごせっていうんですか!!酷いじゃないですかそんなの!!
ちなみにどうしてもその日のうちにステロイドがほしいという場合はホームドクターでワンチャン処方してくれることもあります。私のホームドクターはやってくれます!!
耳鼻科や眼科は比較的早めに取れる感じがします。次の週くらいには。
そしてさらに酷いのが大きい病気の可能性があって、レントゲンやCTなどを撮ってもらわないといけないという場合。うちの義母は癌の可能性が高くて位置を特定?するのにレントゲンが必要だったのですが、レントゲンの予約が1ヶ月後と言われてしまいました。
それをホームドクターに言ったら、ドクターが直接病院に電話してくれて次の週に行うことができました。これはうちの義母だからではなく、基本的に誰でもこういう扱いを受けるようです。
そんな感じなわけです。癌の可能性がある患者さんのレントゲンをとるのに1ヶ月かかる国。ちなみに義母は癌でした。(治りました)
(もちろんレントゲンの予約を管理してる人はその人がどんな状態か知ったこっちゃないので開いてる日にしただけです)
ドイツの良いところ
空が広くて青い
上記したドイツの辛いところがあっても全てを許せるほど、私にとってドイツの空の青さはたまらないものがあります。高い山が無いからでしょうか?
アウトバーンから見えるどこまでも見渡せるようなドイツの景色や、絵画のような空を見るたびに、私はドイツという場所が好きになっているんだと思います。
恋でもそうじゃないですか、山ほど嫌なところがあっても結局はその人が好きだからどうしようもないじゃないですか。私にとってドイツはそういう場所なんだと思います。
どこにでも自然がある
ドイツはどこにでも自然がありますね。大都会ベルリンだってちょっと行けば湖があって森があって、どこに住んでも自然から切り離されることがありません。
大人になると嫌なことや辛いことがあっても自分のなかでどうにかこうにか落としどころをつけて、お酒を飲んだり友達に話したりして気分転換ができるようになりますよね。
でもときには自分ではどうしようもない時もあります。言葉にしがたい理不尽さや差別に出会った時、悲しみに暮れて立ち上がれなくなった時、そしてそんなときに誰もそばにいない時、自然のなかに行ってぼーっとなにもしないことが癒しになるかもしれません。
外国人にも福祉を受ける権利がある
ドイツのいいところといえば、外国人でもドイツ人と同じく福祉が受けられることです。
とくに児童手当、両親手当は国籍関係なくドイツに住んでいる人であればもらうことができますし、たまに児童手当のボーナス的なものがもらえるというときでも、こちらが何かを申請する必要はなく、児童手当の口座に自動的に支払われます。
ドイツ語がそこまで得意でない場合、ドイツ語のニュースをちゃんとチェックしていない人もいるかと思います。そういう場合でも手当を貰い損ねることがないのってすごく助かりますよね!
基本的に日曜日はお休み
ドイツは基本的に日曜日はお店がお休みです。開いているのはアイス屋さん、カフェ、レストランくらいですかね。
ドイツに住み始めた頃は、日曜日にすることがなくてお散歩に連れていかれるのがすごく億劫だったのですが、今はそうやって強制的なお休みがあることでみんなバランスを取って、家族との時間を大切にしたり、自分と向き合う時間を作ったりしているのかなと思います。
そう、日曜日はダラダラする日!みなさん一生懸命ダラダラしましょう!!
言いたい事は言い合う
ドイツの文化として「意見する」「話し合う」ということがすごく大切にされていると感じます。自分が思っていることや、そうじゃないんだけど?というときはすぐに意見しますし、それでよいとされている国です。
日本のように本音と建て前とかいう摩訶不思議な文化はなく、「言いたいことは言う、言わなければ思ってないとみなす」という文化なので意見したもんがちです。
私は日本語で自分の意見を言うという習慣がほとんどなかったので、ドイツに住み始めた当初は意見するのがすごく難しかったのが忘れられません。
ぼら小話
この冬にアレルギーの改善のためにアレルゲン免疫療法にトライしたんですよ。
クリニックから10月中旬くらいに処方箋が送られてきて、薬局で注文したのですがここで何かが上手くいかず、その治療に使う注射を手に入れたのが11月末。その日にクリニックに行ったら、「来るのが遅すぎる」と言われたんです。
先月に注文したんですがなにか手違いがあったみたいで全然届かなかったんです。
とドクターに言ったら、横にいたおねーちゃんが
他の患者さんはちゃんと早く来てるのにあなただけ来ないなんてありえないわ!
でも私はちゃんと手紙が届いてすぐに薬局に行ったのに来なかったんだからどうしようもないじゃない?
とキレ気味に意見するとドクターが「おかしいねぇ」と言っただけでした。
分かっていただけます?私何にも悪くないんですよ。一ミリも私に落ち度はないはずです。それなのにカチンとくる言葉を投げかけられるとムカつくじゃないですか!
そんなときに言い返さないとあとでくっそー!なんでやねーん!!と悔しくて泣けてくるので、解決はしなくても言い返せ良かったと思いました。
あ、ちなみにアレルゲン療法は日本に一時帰国したので途中で強制終了。っていうか、始める前にそういう説明してくれないあなた方に責任はないんですか?って思ったけど、もういーや!!
どこの国だって酷いところも良いところもある!
ってな感じでドイツの辛いところとドイツのいいところを比較してみました。
子供のお友達のお母さんと話をしていると「ドイツで生活するってどう?」「日本に帰ろうとか思ったりもする?」と聞かれることが度々ありますが、「私はドイツの空に恋をしてるからドイツが好きだよ」と答えることにしています。(なんかちょっと素敵じゃないです?w)
私はドイツが好きだから、できればドイツで生活している日本人の人も好きになってくれたら嬉しいんです。もちろん人それぞれ思うことは違うけど、ドイツなんか大嫌い!って言われるとちょっと悲しい。私の母国じゃないのに。
既にドイツに住まれている方も、これからドイツに住む予定の方も、「ドイツってまーじで理不尽なことも多いけど、空がキレイだからまぁいっか!」くらいのスタンスで生きていけると心が苦しくならないかもしれませんね
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