【体験談】ドイツの飲食業界のお給料は?チップはどのくらい?

ドイツ生活
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ぼら
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こんにちはー!ぼらです!(@boralog0310

ドイツに留学やワーキングホリデーで来た人がアルバイトしやすいのが飲食業のウエイター(Kellner)です。

それほど専門的なことは求められませんし、なによりドイツ語を実践的に使うには非常にいい機会になります。

そこでこの記事では、ドイツの飲食業界のお給料事情について、私の体験談をまじえながら紹介します。

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お給料事情:ドイツの飲食業界はお給料が低い!

これはドイツに限ったことではなく、どこの国でも似たようなものだと思うのですが、飲食業界はお給料が安めです。正社員として働くと長時間でかなり体力勝負な仕事なのにもかかわらず、労働者に還元されてない業界のひとつといえます。

金融・保険業界の人が月額総支給額4000ユーロから5000ユーロなのに対し、飲食業界ではよくても総額3000ユーロから3500ユーロ程度なので、手取りにすると2300ユーロから2800ユーロ程度。(税金のクラスによっても異なります)

それ以下のこともしばしば。もちろんその人のポジションによっても違うので一概にはいえませんが、大多数の人が安めといえるでしょう。l

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お給料事情:しかしドイツにはチップがある!

しかしドイツにはチップ(Trinkgeld)という強い味方がいます。お給料は税金に30%以上持っていかれますが、サービスに対するチップには税金がかかりません!!チップをたくさんもらえるようなお店で働けば、手取り額が少なくてもチップで補うことができます。

チップの支払方法はお店によって異なるので、全てのチップを集めてその日働いた人で分けるパターンや、自分が担当したテーブルのチップをほとんどもらうことができるパターンなどがあります。

【体験談】私が経験した飲食店のお給料事情

私はドイツでいくつかアルバイトをしたのですが、そのときの経験を紹介します。

日本食レストラン(日本人経営)

ドイツで学生だったとき、手っ取り早く日本食レストランでアルバイトをしました。当時の私は知識が無に等しかったので、最低賃金が7ユーロだった時代に6ユーロで働いていました。

日本人のオーナーなんだから、そこら辺はしっかりしてくれていると勝手に思い込んでました。日本のブラック企業だって社長は日本人なのにね。

学生だったので450ユーロ未満のMinijobでしたが、1ヶ月のお給料は450ユーロでも、チップが300ユーロから400ユーロくらいあったので、学生としてバイトするには悪くなかったです。

最低賃金を知っていたらもっと短時間でよかったのに…

そのお店のチップのシステムは、チップを一ヵ所に集めてその日出勤した人で分けるというものでした。サービスとキッチンで分けるのですが、サービスがもらえる額がたったの60%

そんなもんなのかな?と思っていましたが、一緒に働いたドイツ人のおばさんは「なんでこれしか貰えないのよ!普通少なくても80%はサービスが貰うのよ!」と毎回大激怒。

お店ごとによりますが、それでも60%は少ないようです。

お給料450ユーロ

チップ 1出勤30ユーロ×週3×4=360ユーロくらい

合計月大体800ユーロくらい

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カフェ(ドイツ人経営)

その次に働いたのがドイツ人がオーナーのカフェです。私以外に日本人はおらず、全てドイツ語でドイツの職場で働けるかどうか、お客様が言ってることを理解できるかどうか心配でしたが、当たって砕けろ精神でトライ。

面接のときに「君たちアジア人はドイツ語がちょっとね…」と苦笑いされて、かっちーんと頭にきたのでそのままトライアをしました。日本食レストランで働いていた経験がバッチリ生きて、与えられたテーブルは余裕で接客できたので即採用!

そのお店はウエイターが数人いて、それぞれ担当のテーブルを決めるルールでした。毎回違うテーブルにつくので、お客さんがそこに座ればラッキー、座らなければ暇というスタイル。

担当したテーブルの売り上げ中2%がキッチンの人のチップになるというルールだったので、各テーブルで確実にチップをもらわないとマイナスになり得ることも。

あるイラン系のお客さんがなぜかいつも私のところに座ってくれて、最初はチップを置いてくれなかったのに、仲良くなるうちに3ユーロのオレンジジュースで5ユーロのチップを置いてくれるようになったりと、試行錯誤が楽しかったです♪

夏のハイシーズンのときは5テーブルしか担当してなかったのに、1日のチップが40ユーロから60ユーロということも。

カフェなので単価は低く、2.80ユーロのコーヒーで20セントのチップを貰うという感じ。忙しかった日は体力的に大変だったけれど、チップがいくらになるのか楽しみでした!

そのお店で1番多かったときは、1日8時間働いて89ユーロくらいのチップ

このチップのシステムだと自分の接客がダイレクトにチップに反映されるので、私はとても気に入ってました。

お給料450ユーロ

チップ 40ユーロ×週3×4=480ユーロ

合計月大体900ユーロくらい

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ドイツでアルバイトをするなら飲食業もアリ!

ウエイターはグラスやお皿を持てさえすれば、誰でも働くことができるので、ドイツ語を練習したい人にとってはうってつけのアルバイトです。

たとえお客様の前で失敗したとしても、ドイツのお客さんは本当に優しいです!私が0.5リットルのWeizenビールをお客さんにかけてしまったときも、「そうなんだよ、僕はドイツ人だからね、ビールは浴びて飲むのさ」と和ませてくれたりした人もいました。

今はコロナでなかなか仕事を見つけるのも難しいですが、パンデミックが落ち着いたらまたやってみたいなと思っています。

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