【体験談】ドイツで置き引き!ドイツに旅行予定の人は要注意!

体験談
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ドイツはヨーロッパのなかは治安のいいほうだとされていますが、日本と比べれば雲泥の差です。日本のように「お財布を落として交番に届け出たら誰かが拾ってくれていた」なんて超ミラクルはまずあり得ません。

そしてドイツ育ち、ヨーロッパ育ちの人ならばそれが当たり前だと思っていますし、「落としたら自分の責任」と割り切るしかないと考えるのです。

この記事では私が実際に置き引きにあった体験ついて解説します。私たちと同じようなことがないように、これからドイツに来る方、ドイツに住んでいる方はぜひよく読んでみてください。

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フランクフルト中央駅は超危険!

ドイツ屈指のビジネスの街として有名なフランクフルトですが、フランクフルト中央駅付近は治安が超悪いです。大人向けの通りもありますし、浮浪者もたくさんいるので、子供連れで出歩くには少し勇気がいるようなエリアといえます。

ドイツに旅行の際、夜にフランクフルト市内に出歩くのはおすすめしません。どうしてもという場合は、現地になれている人に付き添ってもらったほうが安心です。

体験談!私が置き引きにあった経験をシェア

2015年の夏に私は1人でフランクフルト中央駅にいました。1人で旅行に来ており、帰りの電車を待っているところだったのです。

「帰りの電車が出発するまで2時間くらいまだあるな」と思い、エレベーターの前に座り、スマホをいじっていると、何度か「こんにちは」とドイツ語や英語で話しかけられ、いつも通り無視をしていました。

しかし4回目に話しかけられたときに「しつこいな」と思い、「何ですか?」と返事をしてしまったのです。

これが全ての元凶だと今でも後悔して止みません。

パリ行きの電車を探している

話しかけてきた人は「パリ行きの電車を探してるんだけど、どの電車か分からなくて」とのこと。「パリ行き?それは向こうの電車ですね」と探してきて戻ってきたらあら不思議。私に電車を尋ねてきた人の姿はもうありませんでした。その間5秒ぐらいです。

どこに行ったのだろうと姿を探しても見当たらず、「ま、いっか」と思い座っていた場所に戻ると、私のリュックが無くなっているではありませんか。

これは推測ですが、たぶん私に話しかけてきた人の他にもう1人仲間がいて、私の意識がそれた隙にリュックを持っていかれたのだと思います。

「あ、これヤバいやつだ」と頭の中では思っているのに、怖いし、どうすればいいのか分からなくて声も出なくなり、立ち止まってしまいました。

持っているものはバッテリー18%しか残っていないスマホのみ

その時私が所持していたのは、今にもバッテリーが消えそうなスマホのみです。いつもは小さなショルダーバッグにお財布などの貴重品を入れていたのですが、そのときだけはそのショルダーバッグもリュックに入れてしまっていました。

「え?このスマホのバッテリーが消えたら私どうすればいいの?」とパニックになりながら、どうしたらいいのか一生懸命考えましたが、心臓がどくどくしてよく考えられませんでした。

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駅の警察に行ったものの後回しにされる

フランクフルト中央駅にはメッセ方面の出口付近に交番があるのですが、当時は難民がたくさんドイツに来ていた時期で、交番はドイツ語もほとんどできない難民の人で溢れかえっていました。

交番に入りリュックが盗まれて所持品が何も無いことを伝えると、「あなたはドイツ語が話せるんだから、ここからすぐの大きい交番に行ってください」と追い払われました。

超方向音痴かつスマホのバッテリーは残り10%

怖くて泣きながらスマホのマップを頼りに歩いてみましたが、元々超方向音痴なのに、いかんせん頭は大パニック。大きな警察署に着くはずもありません。ぐるぐる歩いたはずなのに、駅の交番の外側の入口に到着。

すると2人いる警察官のうちの1人が「ここは警察官が入る入口だから、向こうの入り口から入って」と言われましたが、もう1人の警察官が泣いている私を可哀想に思ったんでしょう。「いいよ、特別にここから入って」と入れてもらいました。

リュックを盗まれた?離したあなたが悪いですね

事情を説明し、銀行のカードを止めるよう電話してもらい、リュックの中に何が入っていたかを説明。紛失リストのような書類を作ってもらい、その書類で滞在許可証の再発行や免許証の再発行ができることなどの説明を受けました。

ドイツ在住の人は滞在許可証や免許証などの再発行をしてもらう際に、警察で作ってもらった紛失リストが必要になる可能性があるので(なくて大丈夫なはずですが)、必ず警察に相談しましょう。

被害届(Strafanzeige)はオンラインでもできるようです。詳しくはこちらをお読みください。

書類を作り終わったときに警察官に言われたのが、「自分のバックを離しちゃだめだよ。誰に話しかけられても常に肌身離さず持ってなくちゃ」とのこと。

それはまるで「あなたが悪い」と言われている気分でした。ただ困っている人を助けようとしただけなのに。この時の警察官の顔は今でも忘れません。

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ドイツで旅行するときに気を付けたいこと

この経験から私が学んだことをぜひシェアさせてください。

何年住んでもドイツは日本と同じではない(外国だということ)

この事件があったとき、私はドイツに住んで3年半経過しており、少し気が抜けていたのかもしれません。初めてフランクフルトの街を散策して、行ったことがない場所を訪れ、ふわふわした楽しい気持ちが第三者から見てもわかったのでしょう。

置き引きをする人たちはいかにも強そうな人ではなく、気が抜けたような弱そうな人を狙っていきます

改めてここは日本ではないなと痛感。

話しかけられたら基本無視をするほうが無難

フランクフルト中央駅などの大きな駅で話しかけられたら、基本的に無視するほうが無難です。なぜなら自分が乗りたい電車を探したい人は駅員さんに聞けばいいし、あなたが答える必要は全くないからです。

100歩譲って話しかけてきた人が本当に電車を探していたとしても「ごめんなさい、駅員さんに聞いてください」と心の中で謝って、無視するほうが安全です。

英語で話しかけられたり、たどたどしいドイツ語で話しかけられたら要注意

派手な格好や誰が見ても分かる高級ブランドは身につけない

私は高級ブランド品などは1つも持っていませんが、この事件があったとき少しオシャレしていました。旅行気分で帰る電車の中でもルンルン気分を味わいたかったのです。

しかしそれがスリをする人の注目を集めてしまったのではないかと反省しています。旅行に来たらオシャレしたい気持ちは分かりますが、注目を集めるようなファッションだと、悪い人たちの注目も集めてしまう可能性もあり、自分で自分を危険にさらすようなものです。

シンプルで動きやすく、さりげないオシャレに留めるのがおすすめ

ドイツに来るときは外国だという意識を常に持とう!

私は盗まれたリュックの中に全てのお気に入りを入れていました。お気に入りの靴にお気に入りの靴、せっかくの旅行だからと友達にもらったお財布など、全てが一瞬にして無くなりました

そしてなにより、ずっと大切にしていた初恋の人との2ショットの写真が無くなったことが悲しかったです。自分の家に帰ってからも、その後2週間くらいは1人で外に出ると心臓がバクバクするようになってしまいました。

こういったハプニングに合うと、せっかくの楽しい旅行が思い出したくない記憶に変わってしまいます。ドイツに来るときは、どんなに楽しくても外国にいることを忘れないで行動しましょう。

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