【体験談】パリ旅行中にスリ!日本人は絶対に注意すべきこと

体験談
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2019年12月の年末に私の両親がドイツに来たので、せっかくだから電車でパリに行ってみよう!ということで、パリへ小旅行に行きました。そこでまさかの置き引きにあってしまい、親孝行をするはずが苦い思い出を作ることに…。

日本人は狙われやすいといわれているので、パリに行く全ての日本人が楽しく過ごせるように、置き引き体験をシェアします。

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パリ旅行の期間にまさかのストライキ

両親がドイツに来るのだからパリ旅行をプレゼントしようとあれこれ予約しておいたのですが、なんと旅行予定の日はパリでストライキ中とのこと。しかし電車のチケットもホテルも予約していたので、なんとかなるだろうとパリへ出発。

パリ行きの電車内もストライキの影響が

パリでストライキが起こっている影響で、パリ行きの電車は大幅に遅延し、キャンセルもたくさん。DBのアプリを随時チェックしながらなんとかカールスルーエまで行くと、私たちが乗る予定だった電車は走らないと表示が出て、ドイツ鉄道の案内所で席の予約を頼むことに。

とんでもなく混んでいたのでパリ行きの電車が出発する1分前に窓口を出て、バギーを押して全速力で階段を上り、なんとか間に合いました。

ぼら
ぼら

30歳妊娠5ヶ月で12㎏の長男を抱えながら全力ダッシュ。

今思い出してもあのとき電車に間に合ったのは本当に奇跡。

しかし電車で受け取ったチケットを確認すると、オンラインで予約したチケットは行きも帰りも指定席だったのに、そのときの担当者のミスで帰りの席が2席足りない予約にされてしまいました。

ぼら
ぼら

チケットを受け取ってすぐに確認すべきでしたが、電車の時間が迫っていたので確認しなかったんです…。

パリ旅行中はストライキのため徒歩とタクシーで移動

なんとかパリに到着したものの、地下鉄は全て封鎖されており、移動手段は徒歩かタクシーのみ。バスも走っていましたが東京の満員電車並に混んでいたので、子連れではとても乗れる状態ではなかったです。

1日目 金曜日 なんとかタクシーを捕まえることができ、それなりに観光もできた。

2日目 土曜日 日中はタクシーでいろいろ移動できたけれど、夜にタクシーを捕まえることができず、極寒の中凱旋門→エッフェル塔→ホテルまでの約10㎞位を歩くという一生忘れられない体験をする。(当時妊娠5か月)

3日目 日曜日 ドイツに帰る日 さらなる事件が起きる

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パリ旅行最後!ドイツ行きの電車を待っていたときにスリ

ストライキのせいで駅構内には人が溢れかえっており、ベンチに座れなかったので人があまりいない場所を見つけて駅で買ったパンを食べていると、アル中のような男性がそばに来て話しかけられました。

わざわざ私たちに話しかけるなんておかしいなと思い

無視してね』と父と母に注意。

そして、電車の時間を確認しに少し離れて戻ってみると、

ぼら、やられてしまった

と呆然とした表情の父が立っているではありませんか。

何がどうしたの?』と聞くと、

リュックを取られた』とまさか自分が取られるなんて思ってなかった父は、ひどく動揺していました。

おそらくおかしな男性に話しかけられたとき、一瞬私が振り向いてしまったときに、他にいた犯人グループの仲間に父のリュックが盗まれたのだと思われます。

せっかく楽しい思い出が水の泡

パリがストライキになったことも、パリでタクシーに乗ったことも、エッフェル塔から凍える思いをしてホテルに帰ったことも土産話で日本に持って帰れると笑っていた父でしたが、リュックを取られたことで、全てが嫌な思い出になってしまったようです。

ぼら
ぼら

『パリに連れていく』という母との約束を守りたかった父の想いを踏みにじられた気がして、私もやり場のない怒りに震えました。

万が一盗まれてもいいように、パスポートやお金などの貴重品はできればジャケットの中に入れて、肌身離さずにしてちょうだい

と私が言ったことをしっかり実行していたので、父のリュックには金目の物は一切入っておらず、着替えと兄がプレゼントしたひげ剃りしか入っていなかったのが不幸中の幸いです。

それでも父にとっては『置き引きにあった』という事実が衝撃で、信じられなくて、どこにぶつければいいかわからない怒りが体の底から湧き上がり、『明日にでも日本に帰る!』と辛そうな顔をしていました。

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パリ旅行に来る日本人旅行者に気を付けてほしいこと

絶対に貴重品は肌身離さず持ち歩く

現金はなるべく持ち歩かない

話しかけられたら無視するか荷物を握りしめて対応する

予定外のハプニングには臨機応変に対応する

絶対に貴重品は肌身離さず持ち歩く

私はフランクフルトで置き引きにあってから、旅行にいくときは常に小さいショルダーバッグを必ず持ち歩きます。貴重品はその中にいれ、冬であればその上にコート着用。

父はジャケットの内側ポケットに、パスポート、財布、携帯、カメラを全て入れていたので、リュックを取られても困ることはなかったです。

一般旅行者は絶対に貴重品を肌身離さず持ちましょう。

スマホ・お財布・パスポートはこういうバックに入れて、絶対に自分が見えるように体の前に持っておくようにしましょう!!

現金はなるべく持ち歩かない

ドイツでもそうですが、旅行中は現金ではなくカードで支払うようにしましょう。

現金は盗まれても戻ってきませんが、カードは電話をすればすぐに使用できないようにできます。(カード会社の電話番号をあらかじめ調べておくとさらによしです)

話しかけられたら無視するか荷物を握りしめて対応する

パリで話しかけられたら、とりあえず無視するのが無難です。

パリですよ、パリ。わざわざ私たち日本人に話しかけてくる必要あります?日本人はターゲットにされやすいので、無視するのがいいと思います。

ポイントは絶対に振り返らないこと。話しかけられたと振り返って荷物から目が離れると、その一瞬の隙に取られてしまう可能性があります。

どうしても対応したい場合は荷物を握りしめて、絶対に大丈夫な状態にしてから対応しましょう。

予定外のハプニングには臨機応変に対応する

ストライキのような予定外のことが起こった場合、当初の予定の半分くらいの日程にすることをおすすめします。

タクシーがつかまらず、私たちのように極寒の中10㎞歩いてもいいというなら話は別ですが、あまりおすすめはしません。

そういうこともあり得ると想定して、安全にホテルに帰れるように日程を組みましょう。

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パリ旅行中 ドイツ行きの電車内での小話

リュックが盗まれようがなんだろうが、帰りの電車が駅に到着し、無事に電車のなかに乗り込みました。しかし3席予約したところを1席分しか座席変更されなかったので、憤慨している父は入口にずっと立っていました。

ドイツ人らしき神様が登場

予約した席には母が座り、私と息子(当時1歳)は近くの通路に座っていました。そうすると、ドイツ人だと思われる人が

子どもがいるのにどうしてそんなところに座っているんだい?』と話しかけてきたので、事情を説明すると、

なるほど、それなら僕の席に座るといい。僕は大丈夫だから

と、なんと席を譲ってくれたんです。

東京の満員電車並に混んでいる電車の中、ドイツまで4時間くらいの道のりなのにも関わらず、サラっと私と息子に席を譲り、そのは人でごった返している入口付近に立っていました。

人の優しさに泣く

帰りの置き引きで辛くて暗い気持ちだった私と母だったので、人の優しさに泣きました。

私は父に楽しい思い出を作ってあげたかっただけなのに、『どうしてこんなことになってしまったのだろう』と自分を責めても責めても父のリュックは戻ってきません。

辛い体験の直後にこの人の優しさは本当に有難かったです。私もこういう人になりたいなと強く思いました。

パリ旅行では貴重品を絶対に肌身離さず持ち歩くべし!

パリは素敵な街です。憧れる人も多いのではないでしょうか。しかし大都会だからこそ治安も悪いですし、置き引きやスリは日常的にあります。

悪いことをする人が100%悪いですが、そういう場所にわざわざ行こうとしているんですから、自分の身は自分で守るしかありません。

せっかくパリに旅行に行くのですから、安全対策をしっかりして、楽しい思い出をたくさん作りましょう!

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