こんにちはー!ぼらです!(@boralog0310)
私の両親が日本からドイツにプレゼントを送るということでてんやわんやだったので、Twitterの方々に教えていただいたことや調べたことをまとめておきます。
今まではあまりややこしいことにならなかった印象なのですが、送り状をオンラインで作成しなくてはいけなくなってから、なかなかややこしいようです。
日本からドイツに荷物を送ってもらう予定がある人はぜひ読んでみてくださいね♪
日本からドイツに荷物を送るポイントや注意点
日本からドイツに荷物を送る方法は?
日本からドイツに荷物を送る場合、日本郵便のEMSかクロネコヤマトの国際宅急便がメジャーかと思います。引っ越しなどの荷物を何個も送る場合はクロネコヤマトを使うこともあるかと思いますが、基本的にはEMSを使う人が多いでしょう。
EMSは世界120以上の国や地域に30kgまでの書類やお荷物を安心、簡単、便利に送れる国際郵便で最速のサービスです。
https://www.post.japanpost.jp/int/ems/
と書かれているように、基本的には1週間以内に届くはずのシステムです。
しかし実際は関税局に転送されたり、よくわからないけど1ヶ月かかったりと送料が高いわりに疑問が多いシステムと言わざるを得ません。
送り状はどうやって書くの?
宛名や内容を書く送り状ですが、今までは手書きでOKでしたが2021年1月1日から通関電子データ送信が義務化されたので、手書きではなく印刷が必須になってしまいました。
これが最初は超ややこしい…。
国際郵便マイページサービスからパソコンかスマホで送り状を作成します。
パソコン版では1回の差し出しで60個まで内容記入ができ、自分でプリントアウトして郵便局に持っていきます。
スマホ版では1回の差し出して3個まで内容記入ができ、郵便局にある「ゆうプリタッチ」で印刷することが可能です。(ない郵便局もあります)
こちらのページでパソコン版の送り状作成の仕方が書いてあるので、画像を見ながら作成します。
私は父が作成してくれたのですが、送り状作成のページにあるHSコードない商品がある!とパニックになってましたが、商品名を書けばHSコードは不要です。
郵便局員さんによっては内容を1つ1つ全て書かないとだめです!という人もいるようですが、実際はdry food(noodle)などとざっくり書いても大丈夫のようです。
最初は「え…。めちゃくちゃ面倒になっちゃったじゃん…」と思いましたが、パソコン版では1度作成すればそれを保存して次回にも使うことができるので、慣れれば楽かもしれません。
送り状の合計金額は注意が必要!
Geschenksendungen sind nur bis zu einem Gesamtwert von 45 Euro abgabenfrei. Eine weitere Voraussetzung ist, dass die Sendungen von Privatpersonen in einem Nicht-EU-Staat an Privatpersonen im Zollgebiet ohne jegliche Bezahlung versandt werden. Sendungen von oder an Unternehmen sind keine abgabenfreien Geschenksendungen.
Zoll
ドイツの関税局(Zoll)のホームページに書かれているように、贈り物は45ユーロ(だいたい5700円位)まで関税が免除になります。
しかしスマホやパソコンなど45ユーロでは絶対に買えないものを送ると、もちろん関税を課されます。
送り状に書かれている合計金額が45ユーロ以上になると、Zollに荷物が転送され、Zollから取りに来てくださいというお手紙が来ます。
Ab dem 1. Februar 2020 können zum Zollamt weitergeleitete Postsendungen bis zu einem Wert von 1.000 Euro ohne Ihr persönliches Erscheinen abgefertigt werden.
Zoll
自分で2週間以内に取りに行くか、1000ユーロ以下の荷物であれば30ユーロ弱払って家に送ってもらうこともできます。
すぐに対処できればいいですが、ドイツ語がイマイチわからないという人や仕事が忙しくてすぐに取りに行けないという人は、対処するまでに時間がかかり荷物を送り返されてしまう可能性も。
なので乾物やカレーのルーなど、Zollの人があまり分からなそうなものは単価を下げて書いたほうが無難です。
EMSの送料は?
EMSの送料は今までも十分高かったのですが、コロナウイルスの影響で輸送コストの上昇により2021年6月1日から送料が値上げになります。
送料はこちらでご確認ください。
今回送ってもらったのは10㎏弱の荷物。
次からは5000円も高くなっちゃいます…。
クロネコヤマトの方が安いかも。
【体験談】日本から来た荷物がドイツの関税局に転送された話
私の父は真面目を絵にかいたような人です。
送り状をびっしりしっかり書いちゃうと、ややこしいことになるんだってさ。
俺は適当というのが大嫌いだ!
え、あ、うん…。知ってるけど…。
というやり取りをしながらも、なんとか送り状をパソコンで作成してくれました。
しかし合計金額はなんと15600円!このとき私は45ユーロルールをまだ知らなかったので、
あー…。ちょっと金額が高いかなぁ…。
と思いましたが必死に父が作ったので、書き直して!と言えませんでした。
うちの父ちょっと頑固者なもので…。
そして5月18日に無事に郵便局で荷物を出して一安心!と思ったのもつかの間、一週間後に追跡サービスでチェックをすると日本郵便のページでは「配達完了」になってるではありませんか!
そこでDHLのページでチェックすると、こんなステータス状況に。
受取人が住んでる町を担当している関税局に送っちゃうよー!
受け取るにはポストからの手紙を持って関税局に行ってねー!
という状況に。久しぶりに荷物を送ってもらったのでワクワクしていた私は超落胆。
がーーーーーーーん。。。
しかし2日後には取りに来ちゃいなよ!という手紙が来て、その日中に取りに行きました。
関税はいくらかかるの?
Zollに転送されたということは関税がかかるということなので、心の準備をするためにいくらかかるのか検索しました。
Zollのページを確認するといくら関税されるか計算してくれるページがあり、21.03ユーロかかると表示されました。
だから私は少し多めに30ユーロを握りしめてZollに向かったわけですよ。
Zollに到着
Zollに到着すると他に誰も人はおらず、すぐに私の番でした。
Zollだからさぞかし強面な人が出てくるんだろうな…。
と思って気合をいれて入ったのですが、これまたびっくり。ちょっと悪ぶってるプーさんみたいな人が出てきまして、しかもZollの制服を着ておらず、ハワイアンシャツみたいな服を着てました。
はいこれ荷物ね。中身を確認するからこのカッターで開けてくれるかな。
と言われてカッターを渡され、自分で荷物を開けました。(勝手に開けられるのかと思ってました)
えっとー、これはキノコ?この服のレシートはある?あ、古着?
服は古着ですー。シイタケは子供が食べるやつですー。
と言うと、ちゃんと制服を着た男性登場。
(切り干し大根を指して)これは何?
子供のおやつです♪
本当?えーっと後はりんごとはちみつのパウダーかな。(カレールー)
という全然圧がない会話でした。上をちょろっと確認しただけで、下の方は全然確認されませんでした。
あとはお金を払えばおっけーのはず!
はい、では彼が車まで荷物を運んでくれるからねー。
あれ?お金払わないんですか?
払わなくていいよー。ま、今回はね!笑
ということで、なぜだか分かりませんがお金払いませんでした!!!
ブログのネタにするためにも、払わなくていい理由を聞けばよかったのですが、聞いて「やっぱり払ってー」と言われたら嫌だなと思って聞けませんでした。すみません。
日本からドイツに荷物を送るとき
・送り状の合計を45ユーロ以下にする
・送り状の中身はざっくりでOK
日本からドイツに荷物を送るときは45ユーロ以下!
父に荷物が関税局に転送されたことを伝えると
正しいことをしてバカを見るなんてどういうことだ!
と憤慨してました。
いや、本当にその通りなんですけれども…、ね…。嘘も方便って言いますし…、ね。
ということで!日本からドイツに荷物を送るときは45ユーロ以下で書くようにすれば、ややこしいことは避けられる可能性が高いです。
せっかくワクワクして待ってるのだから、関税局に取りにいかずに受け取りたいものですね。
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