ドイツの子育て支援ってどう?!負担してもらえる費用を徹底解説!

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ドイツで家族計画をしている人にとって切っても切り離せないのがお金事情ですよね。妊娠中にかかるお金、出産、子育て、その他もろもろ、日本と勝手が違うドイツでは色々と分からないこともあるはず。そんな人のために、この記事ではドイツの子育て支援や補助などのお金について解説します!

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妊娠から出産

基本的に妊婦検診は保険がカバーしてくれる

ドイツでは基本的に最初から最後まで妊婦検診は保険がカバーしてくれます。保険証だけ持っていけばそれでOKです。

  • 毎回の妊婦検診費用
  • 9週から12週の間に1回、19週から22週の間に1回、29週から32週の間に1回のエコーも含まれている
  • 風疹やHIV、妊娠糖尿病などの血液検査
  • 3Dエコーなどのプラスの検査費用を負担してくれることもある(保険会社によって負担額は異なります)

これらのことが全て保険でカバーされるというのは、経済的に不安がある人にとっては非常に安心できるのではないでしょうか。

他にも妊娠糖尿病になってしまい、血糖値をチェックしなくてはならなくなった場合も、それに必要な物は全て保険が払ってくれます。(血糖値チェッカーと針で100€超えます)日本の妊婦検診のように毎回エコーをしてほしいという人も、追加で支払えばしてもらうことができます。

出産費用が無料

ドイツは出産費用がなんと無料なんです!土日だろうが深夜だろうがお金はかかりません。日本にも出産一時金という制度がありますが、やれ深夜料金だ、やれ週末料金だなど、それを利用しても1円もお金がかからなかったというケースはあまり聞きませんよね。

その点ドイツはいつ何たる時でもタダなので、出産のことだけに集中できます!

無痛分娩も無料

日本でもだんだんと浸透しつつある無痛分娩ですが、ドイツでは無痛分娩も無料です。追加料金を払うことなく、無痛分娩を選択する権利があります。

しかし無痛といっても子宮口が5cmくらい開かないと麻酔を打てないので、それまでの陣痛で激痛が走る人も多く、無痛分娩といっても100%痛みなしではできないことが多いようです。

子どもが生まれた後

児童手当( Kindergeld)

月額 

1人目219ユーロ 

2人目219ユーロ 

3人目225ユーロ 

4人目から 250ユーロ(2021年2月現在)

生まれた月から18歳までもらうことができ、職業訓練や大学に行く場合は最大25歳までもらうことができます。

仮に児童手当を18歳までずっと貯めておけば47304ユーロになり、日本の児童手当と比べても多いですよね。

両親手当(Elterngeld) 

両親手当は最低300ユーロから1800ユーロまでもらえます。これは出産前に働いていた収入によるので人それぞです。また出産前に仕事をしていない人でも12ヵ月間300ユーロをもらうことができます。

2人目以降の出産では、条件を満たせば子どもボーナス(Geschwisterbonus)をもらうことも可能です。

兄弟(姉妹)ボーナス(Geschwisterbonus)

これは両親手当と一緒に支払われるお金で、両親手当ての10%が追加で支払われます。最低75ユーロから180ユーロもらうことができます。

  • 少なくとももう1人3歳以下の子供がいること
  • 少なくとも6歳以下の子供が2人いること
  • 障害のある14歳以下の子供がいること

これらの条件に1つでも当てはまれば、2人目以降の出産後は少し多い補助金を得ることができます。

追加児童手当(Kinderzuschlag)

若い両親の家庭やシングルで子育てをしている場合など、両親の生活は賄えるけれど、子供育児費用までは手が回らないという人たちのために作られた手当です。

夫婦の合計収入が月900ユーロ以上(シングルの人は600ユーロ)あり、規定額以下(家庭による)の場合にもらうことができます。最高月額205ユーロもらうことができますが、家庭の状況によって異なります。

幼稚園や保育園は州によって無料なところもある

ドイツでも週によって幼稚園や保育園(Kindertagesstätte)が無料なところもあります。Rheinland-Pfalz州では2歳以上の子どもは無料でKitaに通うことが可能です。同じ州でも街によって違うということもあるようなので、自分が住んでいる街や、住む予定の街をチェックしてみてくださいね。

無料のプレイグループもたくさんある

ドイツには無料のプレイグループがたくさんあります。とくに教会で行われているプレイグループは登録なども不要で、「今日行ってみよかな」と参加することが可能です。

シュピールグルッペ(spielgruppe)やクラベルグルッペ( Krabbelgruppe)などの名前で検索すると、自宅から近い場所で探すことができます。

日本人が多いエリアでは日本人のシュピールグルッペもありますので、ぜひ探してみてください。

公立の学校は大学までずっと授業料無料!

ドイツの公立の学校は原則ずっと授業料無料です。大学でかかるお金はバスや電車に乗れるチケットがもらえる共済費(Semesterbeitrag)のみで、だいたい85ユーロから290ユーロです。

くるみ
くるみ

日本の大学の高い授業料に比べれば、安いものですよね。

ドイツの子育て支援をフル活用しよう!

ドイツの子育て支援は子どもの国籍に関係なく厚いといえます。ドイツの子育て支援をフル活用すれば「お金がないから子どもを諦める」という選択はしなくてもよさそうです。もらえるものはしっかりもらって、頼れるとこはどんどん頼り、楽しい子育てをしてくださいね!

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