母国語ではないドイツでスリにあってしまうと、何が起こったのか理解するまで時間がかかりますし、怖くて冷静に考えられないこともあります。この記事ではドイツでスリにあってしまった場合にしなければいけないことをまとめました。
ドイツでスリにあったらすぐに連絡すべきチェックリスト
ドイツのECカードとクレジットカードを止める
スリの被害に気付いたり、お財布を落としたことに気付いたら、まずは深呼吸してください。
そしてすぐに自分のECカードやクレジットカードを使えないように銀行とクレジットカーⅮ会社に電話しましょう。ECカードの場合、お店で使うにはPINが必要でも、ネットショッピングではPINがなくても使える場合があります。
銀行の電話番号がわからない場合は、『116116』に電話するとECカードを止めることができますが、常に混んでいるのでなかなか繋がりづらく、銀行に直接電話するかオンラインで使用停止にしたほうが確実かもしれません。
日本のクレジットカードを止める
日本のクレジットカードを所持している人は、すぐに日本のカード会社に電話しましょう。24時間対応していますし、すぐに対応してくれます。あらかじめカード会社の電話番号を控えておくと緊急時にスムーズです。
健康保険会社に連絡
保険会社にも連絡をしましょう。すぐに新しいカードを送ってくれます。
外国人局に連絡
ドイツにいる日本人であれば全ての人が滞在許可証を常に携帯しているはずなので、高確率でお財布に入れている人が多いはずです。
滞在許可証も取られてしまった場合、外国人局にメールでその旨を連絡すれば、できるだけ早めに再申請するための予約がもらえます。
警察に被害届を出す
スリにあった場合、Strafanzeigeを出します。(日本語でいう被害届だと思われる)出したところでお財布は99.9%戻ってきませんが、万が一のためです。
警察に行けば口頭の説明で被害届を作成してくれますし、オンラインでも作ることも可能です。
オンラインでのStrafanzeigeの作成方法
1 ここで被害にあった場所がある州を選ぶ
2 OnlineStrafanzeigeと書かれているところを探す
ここではヘッセン州を例に取り上げます。
各州によって書式が少し異なりますが、基本的に書くことは同じです。
Mitteiler(申告者)自分の名前や住所、電話番号など
Tatort(事件現場)スリにあった場所について
Sachverhalt(事件の状況)に事件が起こったときの様子とお財布に入っていたものを記入します。
1週間後位に被害にあった場所付近の遺失物保管所に行ってみる
可能性として非常に低いですが、犯人が現金のみを盗んでお財布を捨てた場合、誰かが届けてくれている可能性も無きにしも非ずです。盗られてから1週間後くらいに、現場近くの遺失物保管所(Fundbüro)に行ってみてもいいかもしれません。
ドイツでスリにあったら落ち着いて対処しよう!
どんなにドイツ生活が長くても、一瞬の隙にスリにあうことがあります。自分は大丈夫だと思っていても被害にあったことがある人もいるはずです。
スリの被害に気付くと「うわ…やられた…」と絶望的な気持ちになりますが、一度深呼吸をして銀行のカードを止めることを優先しましょう。
あらかじめ銀行関係の電話番号を控えておくことをおすすめします。
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