こんにちはー!ぼらです!(boralog_0310)
最後にブログを更新してからもう5か月以上が経過してる…!?
2024年ぼら家は夫がうつで7月15日現在も仕事をお休みしている状態です。もう7ヶ月も経っただなんて…!時間が本当に飛ぶように過ぎていきますね。
ということで!この記事ではうつだと診断されてからの職場での様子を紹介します。
うつになった夫の様子
この記事でもサクッと紹介しましたが、うつ病と診断されたあとも2週間くらい仕事をしました。
24時間毎日死にそうな顔
2023年12月1日から約二週間、私は夫が死ぬんじゃないか毎日本当に心配でした。このときはまだうつ病だと診断される前だったのかな?忘れてしまいましたがもう夫の顔が死にそうなわけです。
横になっても眠れない、耳鳴りもするし気が狂いそうな毎日。睡眠不足と過労、それなのに仕事に行かなきゃいけないという強い使命感。
包丁が常に近くにある仕事なので死のうと思えばいつでも死ぬことができるという恐怖感。
私は出勤するのが朝6時から6時半なので、私が見ていない間に死んでしまったらどうしようと本当に不安でたまりませんでした。
12月いっぱいは仕事をすることに
体調がもうどうしようもなく悪くなったあとも仕事をした夫。12月はクリスマスと大晦日があるので忙殺される毎日。
パパ、お願いだから仕事休もうよ。パパが死んだら私も子供たちが泣いちゃうよ。
でも仕事に行かないと…。
仕事に行かなくなってもお金に困らないよ、ちゃんと管理してるよ大丈夫。
でも仕事に行かないと…。
社長に自分で言うのが大変なら私が言えばいいし、死なないことが大事だよ。
でも仕事に行かないと…。
パパ、仕事に行かなくてもパパは素晴らしい人だし、パパは世界一かっこいいし、今まで本当に頑張ってきたよ。今大事なことは休むことだよ。人は疲れたら休まないといけないんだよ。
でも仕事に行かないと…。
もう全然聞きゃあしないのよ。本当に。
そう。私が何を言っても「でも仕事に行かないと」しか言わないんです。誰が何を言おうと自分のなかで今月いっぱいは仕事をすると決めていたのでしょう。
死にそうな顔して出勤するわけです。
そのときの私の心情
「仕事を休もう。大丈夫。何も心配いらないよ」と言っても行くという夫。行けば行ったで今までしたこともないミスをしたり物忘れをしたり、できてたことができなくなって自分を責める夫。
行くなって言っても行くんだからどうしようもなくない?!
このときの私の心情としては「もし万が一死んでしまった場合の後悔を少なくしないといけない」といけないと思い、毎日夫に感謝と愛を伝える日々。
パパは本当に世界一かっこいいよ!!!
私はパパが大好きだよ!!パパと結婚出来て幸せだよ!!
私と一緒にいてくれてありがとう!!今日も大好きだよ!!
こんな感じ。12月は本当に毎日毎日こんな風に言い続ける日々でした。12月ということもあって、夫用のアドベントカレンダーを準備して、夫の好きなところが書いてあるというアドベントカレンダーにしました。
仕事に行かないでくれと言っても行くし、仮に行かなかったとしたら、今度は仕事に行かなかった自分を責めるだろうし、12月だけ乗り越えれるようになんとか頑張りました。
どうにかこうにかやり過ごした二週間
毎日13時間くらい仕事をしていたのを8時間くらいにして、12月の最悪な状態から二週間経過し、「クリスマスは8時間だけ」「大晦日は最後までいる」と上司に伝えられた後の夫の安心した顔といったら…!
あぁたぶんもう死なないな。
そんな風に思いました。そうはいってもうつの状態は続いており、毎日死にそうな顔は変わりません。
うつの状態
うつ病と診断される前から少しずつ身体に変化が起こりました。
夜中に一人でトイレに行けない
私は34歳、夫は38歳。夜通しトイレに行かないことは無理。どうしても行かないといけないわけですよ。しかし夫、うつになって睡眠障害もあり、夜中は身体が動かなくなってしまったそうで、一人で起き上がれないんだそう。
トイレに行きたいんだけど身体が動かなくて…。
おっけー!私が起こすよ!!
私も夜通し眠れないタイプなので(子育て中だから?)、私が夜中にトイレに行くときに夫にも声をかけて体を抱き上げて起こしてました。(2時と5時)
私的には全然問題なかったのですが、他の人にこれを言うとなかなか驚かれるんですよねぇ。
物忘れがひどい
夫は自分の得意とするフィールド(食に関すること)では抜群の能力を発揮する人間。やらなければいけないことがどんなにたくさんあっても、何かを忘れるということはありえないタイプ。
しかしうつになってから仕事中も「あれ?今何するつもりだったっけ?」「あれ?今何を取りに来たんだっけ?」ということがものすごく増えてしまい、何をするにもメモに書きながら仕事をしたそう。
それは家でも同じで、ごはんを作るときに冷蔵庫を開けても「あれ?何を作りたいんだっけ?」「あれ?これで何をしようと思ったっけ?」という感じで、自分が自分じゃないみたいで相当パニックだったようです。
怒りっぽくなる
夫は顔面こそ怖いものの、ものすごく優しい人です。私が子供たちと喧嘩しても、自分は落ち着いているタイプ。そんな夫がいつからかすぐ怒るようになったんです。
私の言動行動、子供たちの言動行動、今までは一切気にしなかったことも気になるようで、般若みたいな顔でイライラするようになりました。
パパ最近すぐに怒るようになったけど気づいてる?
え…?気づいてないけど…?
気付いてないんですって!!!こっちもびっくりですよ!!白菜切ってるときに少し白菜が床に落ちたわけです。そしたらため息ついてイライラし出すんですよ!?
いやいや!!!!拾うし!!!!
と思ってましたが余計にストレスを与えたらいけないと思い
はーい!気をつけまーす!!!!
という感じ。今思い出してもこの時期はやっぱりちょっと私も大変だった気がします。怒られるの怖いし。
自分に価値がないように思える
「自分は自分、他人は他人」が信条だった夫。誰かを妬んだり恨んだり、そういこととは一切縁がない人生を送ってきました。
自分が作り出しているものに誇りを持ち、自分の働き方にプライドを持ち、自分に責任を持って生きてきた人です。
自分が作ったもので喜んでもらえると嬉しい。
そう言いながら努力をしてきて賞を頂き、自信があったわけです。それなのに!!そんな夫が!!
なんかもう自分のなかに何もなくなった感じがする…。
やっていることに価値がないように思えると言い始め、自分を追い詰めている姿を見ているとこちらも苦しかったです。
でもそれは私がどんなに言葉で伝えても自分が納得しない限り自分を許せないのだろうから、過度に励ますこともせず
パパが作ってるものは何も変わってないよ。素敵だよ。
こんなことを言っていた気がします。
うつ病と診断される
最初にうつ病と診断されたのがいつだったかもう記憶が不確かなのですが、
Hausarztで12月中にうつ病と診断される
↓
カウンセリングを受けに行って、心療内科の判断で緊急入院することになることもあると言われる
↓
心療内科で非常に重いうつ状態と診断される
この出来事がたぶん1ヶ月の間に全て行われたような気がします。心療内科を受診したときドクターが強制的に病欠を書いてくれましたが、「会社に出すかどうかはあなたが決めていいですよ」というスタンスで、その後も仕事をすることに…。
クリスマスを乗り越える
12月のイベントといえばクリスマス。クリスマスは毎年満席で準備するのもがとんでもない量。それに加えてベジタリアン、ヴィーガン、アレルギー全てに対応する準備。
それでも仕事時間を短くしたため、夕飯は家に帰ってきて家族で食べられるようになりました。
クリスマスから義母が来ていたのですが、
私が知ってるうつ病の人はもっと酷いわ。そこまで深刻じゃないんじゃない?
息子は死んだりするような人間じゃないわ。
ということをぼそぼそ言うわけです。
ほーまたそやって余計なことを言ってからに…!!
うつ病で苦しんでいる人には余計なことは言わないべき
私は人は誰でも気持ちが途切れる瞬間があると思っているし、張りつめていたものがプツンと切れてしまう気持ちも分かるし、どうしようもなく消えたいという気持ちを十分に理解しているつもりです。(私もそうだったので)
そういう状態のときにできることはただ一つ、ただありのまま、そのままを受け入れながら共感することだけです。絶対に余計なことは言わないこと。意見というもの自体を言わないこと。これが大事。
気持ちが弱いからそんなことになるんだ!
世の中にはもっと大変でもっと苦しんでいる人がいるわ!
こういった意見は一切言う必要がないわけです。それを言って何になる?ということは全てNO。
それを言って相手が死んだらどうするつもり?という気持ちを忘れないべきだなと思います。
大晦日を乗り越える
そしてどうにかこうにかクリスマスを乗り越え、残り一週間もやり過ごし、大晦日を無事に迎えることができて、最後の仕事をきちんと終えることができた夫。
2024年へのカウントダウンが始まる前に夫を迎えに行ったら、本当に安堵した顔をしていて、私も安心しました。
辛い時は自分を労わろう
一生懸命生きてきた人、一生懸命仕事をしている人、何かに没頭して夢中な人、慢性的な寝不足が続いてる人、どんな人だってうつ病になる可能性ってあるんですよねきっと。
夫は「自分は強いから自分がうつになると思ってなかった」と言っていて、気持ちの問題じゃないんだということが分かったり、彼自身のなかにも「気持ちを弱いからうつになるんだ」という偏見があったことに気づいたり、たくさんの気づきがあった12月だったと思います。
辛い時は休む。寝たいときは寝る。できれば美味しいものを食べる。人間の回復には睡眠と食事が必須です。辛い気持ちに気づかないふりをしながらやり過ごすのではなく「あぁ何もしたくないな」と思ったらその場に横になっていったん目をつぶりましょう。
人に優しく、自分にも優しく、そうやってみんな生きていけたらいいのになと思います。
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