これは私の高校時代の同級生が、ハネムーンでドイツに来きたときに経験したスリの手口についての体験談です。ドイツに旅行に来るときや出張に来るときなど、旅行者にとくに気を付けたほしいので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハネムーンでやっとの思いでドイツに!
私と友人は高校時代に、通っていた高校と交流のある学校に1週間来たことがあります。そこで彼女はとても良いホストファミリーに当たり、ドイツ人の温かさや、南ドイツ特有の陽気さに包まれ、ドイツという国が大好きになりました。
しかし大学在学中は学業が忙しくとても海外旅行に行く時間がなく、旦那さんがサッカーが好きということもあり、ハネムーンでドイツに来ることになったのです。
3泊5日という弾丸スケジュール
長い休みを取るといっても1週間が限度。それ以上はどうやっても取れないということだったので、3泊5日という超弾丸スケジュールでハネムーンをすることに。
フランクフルトを拠点にし、マインツでサッカーを見たり、電車でケルンに行ったりと予定を組みました。
旦那さんがマインツで行われるサッカーの試合をすごく楽しみにしていたので、事前に私がチケットを手配しておき、「今頃楽しくサッカー見てるのかな」なんてのんきに考えてました。
マインツで行われるサッカーを見に行った日にスリにあった
サッカーを見た日の次の日にケルンで会う約束をしていたので、ケルン中央駅へ。すると約束通りの時間に電車が到着し、「久しぶり!」と声高らかに出迎えたのですが、なぜだかテンションが低い2人。
それもそのはず、前日にフランクフルト中央駅でスリにあったのです。
スリの手口
2人が「ただの酔っ払いかな」と気を取られていると、さっさとその5人組はいなくなり、彼女が「何も取られてないよね?」と一応確認すると、旦那さんのジャケットのポケットに入っていた10万円が無くなっていることに気付いたそうです。
あたりを見回しても時すでに遅し。ハネムーンのために一生懸命貯めていた10万円が一瞬にして無くなり、恐怖や悔しさから涙したそうです。
この体験から気を付けたい事
この体験からドイツで旅行者がスリに合わないために気を付けるべきことを解説します。
絶対にポケットに貴重品を入れないこと
ドイツに旅行に来たときは、絶対にポケットに貴重品を入れないようにしてください。彼女たちがハネムーンに来たのが冬だったこともあり、コートのポケットに入れてしまったそうです。
たとえ短時間だとしてもホテルの部屋から一歩出るときは、小さなショルダーバックなどに貴重品を入れて、体から絶対に離れないようにしましょう。
ポケットに貴重品を入れておくのは、「どうぞ取ってくださいな」と見せているようなものです。
とくに男性はポケットに財布やスマホを入れがちですが、旅行のときは絶対に小さなバックを推奨します。普段はすぐに気付くことでも、旅行中という非日常では気付かないかもしれません。
なるべく弾丸スケジュールを組まないこと
ドイツに旅行に来るときは、なるべく弾丸スケジュールを組まないことをおすすめします。弾丸スケジュールになると、短時間であれもこれもしたいと無理をしたくなってしまいますよね。
そうすると1日終われば疲れてしまい、正しい判断ができなくなる原因になります。
日本の企業に勤めていれば長い休みを取ることは難しいかもしれません。その場合はプログラムをあらかじめ数個だけに絞り、「今回の旅はこれだけできればOK」と決めておくと後悔しないで楽しめるのではないでしょうか。
話しかけられたら荷物を手で触ること
ドイツで旅行中に誰かに話しかけられたら、必ず荷物を手で触ってください。
外国に住んでいない日本人は、話しかけられることに慣れていないので、旅行中に話しかけられると一瞬隙ができます。
その瞬間にバックを取られたり、ポケットの中に手を入れられてしまうのです。
フランクフルト中央駅で置き引きにあったときに、近くにいたおばさんに道に道を尋ねたところ、そのおばさんは自分のバックを体に引き寄せギュッとしていました。ドイツの人は反射的にバックを守ろうとする人が多いです。
現金は最低限だけ入れておくこと
そして絶対にNGなのは、現金をたくさん持ち歩くことです。現金主義の人にとってはクレジットカードを持ち歩くことに抵抗があるかもしれませんが、ドイツで現金をたくさん持ち歩くのは超危険です。
たとえとられてもクレジットカードはすぐに停止することができますが、現金は戻ってきません。「たとえ取られても惜しくないな」という金額のみを現金で持ち、その他はクレジットカードやデビットカードを使うことを強くおすすめします。
「自分は大丈夫!」という根拠のない自信を持っている人もいますが、そういう人こそ痛い目に合います。
警察の人が言っていましたが、日常的にスリをしている人は旅行者は一発で見抜けるそうです。
貴重品は絶対に身につけ、楽しい思い出を作ろう!
ドイツはフランスやスペインなどに比べて、日本人が好むような華々しい観光スポットは少なめです。しかし街ごとに特色があり、どこの街に行っても可愛らしい建物がたくさんあります。
「自分は自分で守る」という意識を忘れず、貴重品は必ず肌身離さず持つようにしましょう。
これからドイツ旅行を楽しみにしているという人は、ぜひ楽しんでくださいね!
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